30代くらいまでは、秋がとてもとても苦手でした。
秋になると鬱になりそうな位苦手で、なぜなんだろうと考えた時に、10代前半に転校した学校が、とにかく校舎が古くて隙間風が凄かったです。
今なら寒い教室で授業なんて考えられないですが、冬になれば窓際の席でしたので、雪が降っている日は横から雪が入ってきて教室は間違いなくマイナスの気温で一日中震えながら教室にいました。
ストーブさえも古い木造の校舎で危険ということでありませんでした。
私は50代ですが、戦後とかの話ではなく時代は平成になっていた時の話です。
もちろん私以外の生徒も同じ環境で皆寒かったのだから、私だけ特別寒かった訳ではないのですが、他の生徒はその土地で生まれ育ったので寒さには私よりは慣れていたのかも知れません。
鉛筆も握れないくらい寒くて、そこに毎日座っているのですから辛かったです。
私が卒業したら速攻、その校舎は新築になってとても羨ましかったです。
ところで、冬ではなく秋が苦手な理由は、落ち葉が落ちて、ひんやりとした風が吹き始めると、あー、あの辛い冬がやってくる。どうしたらいいのだろうかと辛くなってきます。今考えたら学生時代のトラウマかも知れないですね。
そういえば20代でお付き合いした彼が、僕は春も夏も秋も冬も大好きと言っていたのですが、その言葉が大好きでお付き合いをしました。
私は神経質だから、この人みたいなちょっとノー天気な人が合うなあと思っていました。
しかし彼はお金に関してもノー天気。
借金も本当にすごくて、毎日の飲み代とかに消えていたみたいです。
一緒に貯金をしていこうと提案をしたこともありましたが、今が楽しければいいと言った感じの人で結婚となると無理だなと思いました。
あの学生時代の冬は特別寒い地域でしたが、今はそこよりは気温も暖かいですし、案外、冬の空気も悪くないと思う日も増えてきました。