依存症とは無縁の家族

■ FX依存で失われた13年

私が生まれ育った家庭は、依存症とは全く無縁の家族です。
ギャンブル依存や、アルコール依存、恋愛依存?、買い物中毒、などなど。
依存症といえば様々なものがあると思いますが、家族はどれも当てはまりません。

1年前から一緒に暮らしている伯母に関しては、悪友の言う言葉をすぐ信じてしまうので、洗脳されやすい性格かも知れませんが、実の親は気持ちの強いしっかりした人だと思います。

真面目すぎる家庭から突然変異のように私が生まれて、私はFX依存になってしまいました。

でも、ふと気付いたことがあります。
両親とも収入が良いのに、私の身なりにほとんどお金を出してくれませんでした。
子供の頃は穴だらけの下着や服を着ていて、親戚の家に遊びに行ったら、かわいそうだといって服を買ってもらっていた位です。

学生時代の友人も、社会人になってからの友人も、どちらかといえば貧乏家庭に生まれたように私は見られます。

みんながタクシーに乗っていても、子供の頃からタクシーは贅沢と言われていたので何十キロ先でも歩いていましたし、ノートも真っ黒になるまで小さな字でぎっしり書いていました。

私だけでは無く親も質素な生活をしています。
お金はどこに消えているかといえば親は家を買う趣味があります。
今まで何回家を買ったのだろうか。

多分、親がとても若い時に一軒家を買って数十年後に、何十倍もの金額で売れたから、ある意味、その体験から家を買うことが正しいという気持ちになったのでしょうか(時代は変わったのに)

でも家を買うことで貧乏暮らしになるなんて、本当にむなしかったです。
私は家にお金を使うよりも、もう少し外食をしてみたかったし、豊かになるようにお金を使って欲しかったです。

家を買うのが趣味の親なんて、本当に困ったものです。
家を買って更に棚を作ったりベランダを作ったり、四六時中、家のあちらこちらを改造しています。

私はFX依存になったのも最悪ですが、家を買うためにあり得ない位、大金を使って貧乏暮らしをする親の行動が全く理解できません。
そういう変なところが遺伝してしまったのでしょうか。
(でもローンを組まないで現金一括で買うのは、やはり凄いのかな)