先日、テレビを見ていたら23億円横領した男性の話があっていました。
私も昔、社内の小口現金を管理していて、その部署の通帳と印鑑を預かっていました。
もちろんFXなど知らない昔の話ですし、まだ実家暮らしでお金がたくさんありましたから、そこのお金に手を出すことはありませんでした(当たり前ですが、今まで他人のお金に手を出したことは一度もありません)
でも今思えば、預かっていた通帳は誰もチェックをしないし、本社から毎月一定額がその通帳に振り込まれていたので、口座には多額の現金が入っていたと思います(時々、部署の方が結婚される時にはお祝い金として引き出していた位です)
退職時には、もちろん通帳と帳簿を部長にお返しするので最後には必ずチェックは入ります。
しかし今の時代、事務員に通帳を持たせることはしないと思います。
でも冒頭に書いた23億円を横領した男性は、周りにバレることなく引き出せてしまったようです。
それが不幸の始まりで転落人生です。
でもなぜ、そんな多額の横領をする前に、途中で引き返すチャンスは無かったのかなあと思います。
でも番組の最後に分かりました。
その男性は海外に逃亡したのですが、そこでも豪遊を一切辞める事ができずに逮捕された時は1万円しか持っていなかったそうです。
映像に映っていた男性はガリガリでした。
普通は逃亡したのなら、身を潜めてひっそりと暮らすと思うのです。
豪遊依存が辞められなかった。病気だったのでしょう。
病気で自分が苦しむだけならまだしも、お金を取られた被害者も同じくらい辛くてたまらないです。
だから人のお金に手を出すことは絶対に許されません。
でも改めて依存症の怖さが分かりました。
私もFX依存症は90%は克服していると思うのですが、また現金を握るとFXをやりたくなることがあるのは事実です。
でも一度依存症という病気になった人は、もう二度とやってはいけないです。
そのテレビを見てそう感じました。