伯母と同居をしていて、凄いなーと思う事があります。
伯母の両親(私の祖父母)は、土地をたくさん持っていました。そして伯母は長女でしたので少し土地を相続してもらえたそうです。
そして、その土地は田舎にあったのですが、病院が建つとのことで相場より高く売れて、売れたお金で今のマンションを買いました。
正直マンションの前は、大きな道路があり窓を開けていたらテレビの音が全く聞こえなくなる位騒音がします。
しかしベランダから見える山々は綺麗で和みますし、大きなお店も近くにありバス停も近いので便利がよいです。
でも伯母のお財布事情はとても苦しいものでした。伯母は社会保険のある会社で働いたことがないため、年金も本当にわずかで、伯母の兄弟から援助を受けないと生活が出来ない位でした。
まあ援助が必要だった理由は、伯母が家事が全く出来ないので外食代などがかさんでいたのだと思いますが。
その状態で土地が売れたのに兄弟達には相談も無く(お金を返すこともなく)、即マンションを買った伯母が凄いなあと思います。
まあ悪友達には相談したのかも知れませんが。
しかし凄いと思ったのは、その決断力です。
生活が苦しければ、私ならば売れた土地の現金はそのまま銀行口座に預けて、安いアパートで暮らしながら少しずつ生活費に使うと思います。
そして信頼を失う方が怖いので、兄弟達に少しでもお金を返すと思います。
(多分、伯母の兄弟たちはお金に余裕があるから、受け取らないとは思いますが、返すという気持ちがあってもいいのではと思います)
そして何かしら低所得者には国などから給付金などがありましたので、伯母の通帳に振り込まれると大画面のテレビを買っているのです。
お財布事情を知らない人から見たら、もしかしたらお金のある家に見えるかも知れません。
伯母の大胆なお金の使い方、呆れる前に、もしかしたらこの伯母の決断が正解の時もあるように思うのです。
実際、景色が良くて、便利の良い場所に住めているのだから。
お金に無頓着なところが大胆になり、そして意外と正解になる。
しかしこればかりは、資産の少ない私には何が正解なのか分かりません。