命がけで石を捨ててきた

■ 50代からの資産や雑記

伯母のマンションのベランダには物があふれています。
火事などで避難出来るように、両隣からの通路は確保しています。
でもベランダに物があるというのは、マンションの規定ではダメだと思うのです。

そして驚くことにベランダに大きな石が4個もありました。
過去形ということは、3個は既に河原に返してきました。
それも命がけでした。
まだ大分県に引っ越してきて間もない頃、道も分からず、とりあえずこの石があった河原に車で向かいました。(伯母が、大体の川の場所を教えてくれました)
運転していたら道幅が狭いところに出て、今にも車ごと河川敷に転げそうでした。

そして夕暮れ近かったため、車から降りて死ぬほど重たい石を抱えて徒歩で同じ大きさの石があるところへ向かって返しに(捨てに)行きました。
私にも良心がありますから、その辺りに捨てることは絶対にしません。
手がちぎれそうで泣きそうでした。
伯母が引っ越しの時に、引っ越し業者の方に頼んで石をマンションに持ち込んだのに、どうして私がこれほど命がけで石を返しに(捨てに)行かないといけないのだろうか。

あと1個は大きすぎて、私が持っているキャリーバックには入りません。
それは今でもベランダにあります。
更に伯母の言葉は、あの石はもったいないからベランダにそのまま置いて捨てないでといいます。
日頃は石の存在も忘れているのに、何がもったいないのか、さっぱり分かりません。

さらにベンチのような椅子もあります。少し前まで伯母が飼っていた犬が、このベンチに向かっておしっこをしていたから、臭くてたまりませんでした。
水で洗っていたら、ベンチが腐れるからやめてくれと言われました。
ベランダにあるこの椅子に、伯母が一度も座っているところを見たことがありません。

ギャンブル中毒を呪います。
あんなことをやっていなければ、物にあふれたゴミ屋敷ではなく、もっと清潔な家に住んでいたはずなのにな。