基本、私は小さな頃から親や学校、そして会社の人たちから優しくされる人生ではありません。
むしろ大人になってからは、優しくされると怖い、何か裏があるのでは?と思ってしまう悲しい人生です。
今回の優しさは、仕事を辞めると決めた私への職場の人からの優しさです。
この優しさには、もちろん裏があるとか、そういう事は全く感じません。明確に私が辞めるからという理由があるからです。
純粋な優しさに触れることが少ない私は、周りに優しくされると急に辞めることがもったいなく感じてしまいます。
むしろ先輩は、こんなに優しく出来るのなら、なぜあれほど厳しくしていたのか、なぞになります。
いつも不機嫌でピリピリしていて強く当たられていたと思うのです。
めげずに平常心を装って笑顔で対応していたのですが、一日中これが永遠に続くと思うとさすがに心が折れてしまいます。
多分、先輩は今まで一生懸命築き上げてきたものを壊されたくないとか、とても苦労したので、私に簡単に優しくしたくないとか、そういう感情が強かったのかも知れません。
しかし私が先輩の立場だったら逆に苦労を新しい人にはさせないと思うので、だから考え方の違いで先輩とは気持ちがすれ違ってしまったのでしょう。
話は戻りますが、先輩以外の方達も本当に優しくて皆さんが良い人なので、お別れが来るのがとてもさみしいです。
でももう辞めるとそう決めたのだから、引き返すことができません。
それに50代だし、独り身だし、好きな事をして生きよう。
優しくされることが少ない私が優しくされているというのは、運が上向いてきている証拠だと自信を持って前を進みたいです。
よく考えたら、今の優しさに素直に心から感謝をしなくてはいけないなと思います。