一線を越えてしまう前に。

■ FX依存で失われた13年

大谷翔平さんの元通訳、水原さんの詳細な手口が報道されていました。
超えてはいけない一線を越えてしまったなあと思いました。

私もFX依存症ですが前の職場で業務上、通帳を扱うことがありましたが、それこそ私は真面目な人柄で通っていたようですので、その通帳に私的で手を出すなんて全く考えてたことはありません。

ギャンブル依存症になると嘘をつくことも症状の一つのようですが、プライベートと違う職場では、業務に対して誠実で謙虚さがある自分を演じていたと思います。

水原さんも大谷さんの前で、仮の自分を演じていたのであれば、仕事に対しても徹底してそれを通して欲しかったなあと思います。
良い人を演じるのであれば、絶対に大谷さんのお金には手を出してはいけません。
お金を失ってもまた働けばお金は稼げるけど、信頼を裏切るともう取り返せないと思うのです。
一生負い目を感じながら生きる方が辛いということに、一歩立ち止まって考えられなかったのかな。

文章を打ちながら、ふと私も依存症なので分かることが一つだけあります。
取り返せる。これを続けていたら何倍にもなって増やせるので、増やして返そうと思ったのかな。
増やして返すほどギャンブルは甘くないので、あり得ないです。

なぜそういう思考になるのでしょうか。
何かの本で読みましたが、継続して勝っている人は依存症にはなりにくい。
負けている人が依存症になりやすい。
負の連鎖で、負けていても取り返せるという思考が、賭ける金額が増えていきどんどん負けてしまうのかも知れません。

そう考えると仮に私の通帳に1億あったら、もしかしたら全部使ってしまっていたかも知れません。

現金を持たない暮らしが出来れば良いですね。
水原さんが受けるギャンブル依存症のプログラムとは、どのような内容なのか知りたいです。